2025/02/14 00:00
以前ご紹介した記事 カールタイプやポロシティとは?くせ毛のプロフィールを知ろう! では「ポロシティ」についても少し触れました。 そして「あなたの髪」に適したケアを!カールパターン別お手入れガイド編では、カールタイプ別のお手入れ方法をご紹介しました。 今回はパート2編 「ポロシティ」別のお手入れ方法を掘り下げてみたいと思います。 まず、ポロシティについておさらいです。 ポロシティとは、直訳すると「多孔率」 もっと分かりやすくすると 「キューティクルの開き具合」ともいえます。 図の左のように キューティクルが開き、水分が 入りやすく、出やすいタイプを ハイポロシティ 図の右のように キューティクルが過度に閉じ、水分が 入りにくく浸透しにくいタイプを ローポロシティ そして図の真ん中が理想的な ミドルポロシティ 以上の3種に分類されます。 確かめ方には諸説ありますが 全頭同じポロシティの髪とは考えにくく 髪の生える場所や時期、外的要因もあるので、明確に判別する方法はありません。 パーマやカラーなど薬剤の影響や、体質によるものなど、ポロシティを左右する要因は様々。 ご自身のポロシティがどの程度なのかは 日常生活の中の感覚でも、つかむことができます。 以下でそれぞれの特徴と、そのケア方法をご紹介しますので、ご自身の髪がどれに当てはまりそうかな?と考えながら読み進めてみてくださいね。 ①ハイポロシティ ハイポロシティさんの特徴 洗髪する際、触らなくてもシャワーが頭皮にすぐ届き、お風呂上がりの素髪を放置したら急速に乾く。 水スプレーするとグングン吸い込み、濡らしやすい。 カラー剤などの薬剤が入りやすい。など ハイポロシティさんのおすすめケア ハイポロシティさんはキューティクルが開き気味でパサつきがち。 水分や栄養分が「入りやすく出やすい」傾向にあります。 潤い成分やダメージケア成分の効果が出やすい反面、ケアの効果が長続きしにくいのが難点。 トリートメントの後にはアウトバスの保湿剤やスタイリング剤を使って、しっかり髪をコートし、水分・栄養分を素早く閉じ込めましょう! ②ローポロシティ ローポロシティさんの特徴 洗髪する際シャワーが中々頭皮に届かず、濡らすのに時間がかかる。 水スプレーすると、水が玉になってはじかれ、中々濡らせず、浸透しないのですぐ乾く。 カラーが入りにくい。パーマもかかりにくい。など ローポロシティさんのおすすめケア ローポロシティさんはキューティクルが過度に閉じていて 水分や栄養分が「入りにくい」傾向にあります。 手早いケアだと髪の内部までしっかり浸透しにくいのが難点。 トリートメントをする時にはお風呂でアルミキャップやシャワーキャップを被ったり、蒸しタオルで温めたりして、時間をかけて浸透を促すのがオススメです! 乾いた状態では水分も栄養分も吸収しないので、アウトバストリートメントは必ず濡らした髪に使いましょう。 ③ミドルポロシティ ミドルポロシティさんの特徴 洗髪する際にはシャワーがすぐ頭皮に届き、急速に乾くこともない。 水スプレーは撥水して表面で玉となり、時間とともにスッと吸水する。など ミドルポロシティさんのおすすめケア ミドルポロシティさんは、髪の状態が良好なので、今のポロシティをキープしたいところ! 保湿ケアを続けながら、強い摩擦や紫外線ダメージから守ってあげて下さいね。 そしてこちらは、全ポロシティさんに共通しますが 眠る時には、どうしても後頭部がダメージしがち。 ツルツルのピローカバーを使ったり、ナイトキャップを被って寝るなど 摩擦にも気をつけてみて下さい。 ドライヤーやコテなどの過度な加熱もキューティクルを傷める原因となりますので要注意ですよ! 以上のように、ご自身の髪の ポロシティに合わせた少しのひと手間で トリートメントの効果が長持ちしたり いつもより扱い易い髪になるなど 嬉しい効果がありますので 是非、試してみてくださいね! Let’s enjoy our curly hair! 2025.2.14